不妊治療のあなたへ!
フェリチン不足の改善が重要

不妊の根本原因「フェリチン」とは?

「フェリチン」は、食事で吸収した鉄分を保存し、身体に鉄分が必要な時に鉄分を放出する鉄結合性タンパク質の一種です。
鉄分は身体に「酸素や栄養・エネルギー」を運ぶという重要な役割があり、生きていく上でなくてはならないとても重要なミネラルです。

だから身体は、いつでも鉄が補給できるようにフェリチン(鉄の貯蔵庫)に鉄を備えておくという働きをもつのです。わたしたちの身体は、自分の生命活動をするために重要なヘモグロビン(鉄分)の量を維持することを優先します。

フェリチンは鉄の貯蔵庫で、怪我・鉄不足などが発生した時、まず鉄分はフェリチンから使われていきます。身体にとって大事なフェリチンの量が不足している状態をフェリチン不足といいます。

一口メモヘモグロビンとフェリチン

ヘモグロビンとは人間の血液中に含まれているたんぱく質の一種で、全身に酸素をいきわたらせる役割を持っています。
体内の鉄分の60%~70%はヘモグロビンの成分となり、残りの20%~30%はフェリチン(貯蔵鉄)の成分として、肝臓・脾臓・小腸の粘膜などに蓄えられています。

70%の女性は「フェリチン不足」

厚生労働省の国民健康栄養調査で「女性の70%がフェリチン不足!」

最近の厚生労働省の国民健康栄養調査では、20~49歳の女性の約70%は、フェリチンが30 ng /mL未満のフェリチン不足という調査結果が報告されています。

フェリチンの正常値は5~157 ng /mLですが、アメリカでは「フェリチン値が40 ng /mLを下回ると妊娠してはいけない」とドクターからのアドバイスがあるくらいフェリチン量を重要視しています。
そのことを受け、日本でも妊娠したい女性は最低限必要でも40~50 ng /mL、理想は100~150 ng /mLくらい必要という考えが広まっています。

毎月の生理でも減り続けるフェリチン

女性は生理により、毎月鉄分が失われます。
失われた鉄分が食事で補充されない状態が続くと、ヘモグロビン値は正常でも、フェリチンの値が低い状態になります。
(フェリチンが不足している状態を隠れ貧血ともいいます)。

検査されない「フェリチン不足」が不妊の最大原因

血液検査で「貧血」と言われない限り、普段は気にしない鉄分ですが、最近は血液検査でヘモグロビンが12g/dL以上あって正常なのに、貧血の症状が現われる人が多くおられます。
そういう状態を潜在的貧血の状態(フェリチン不足)といい、そういう方がたいへん増えています。

なぜ潜在的貧血かというと、血液検査の鉄分の項目ではヘモグロビンだけを検査され、フェリチン値を調べることがないため、フェリチンについての認識が薄いためです。

一口メモ血液検査の注意点「フェリチン検査」

一般的な健康診断の際の血液検査では、検査されない傾向があるフェリチンという項目が特に重要です。
不妊の状態にある方は、検査の際に「フェリチンの検査もして下さい。」とドクターに依頼することが大事になります。

「フェリチン不足」で現れる様々な不妊の症状

フェリチン不足は、疲れやすい・めまい・立ちくらみなどの症状の他、不妊治療に大切な卵巣や子宮の働きが弱くなってしまう可能性が出てきます。

これから赤ちゃんを希望される女性にとっては、質の良い卵胞・卵子を成長させることが重要ですが、身体にフェリチンが不足している状態では、卵巣に酸素や栄養やエネルギーが不足してしまうことになり、質の良い卵胞・卵子の他、ホルモンの分泌もうまく整いません。

「フェリチン不足」で現れる様々な不妊の症状
・卵胞卵子の成長が妨げられる
・なかなか排卵しない
・無排卵になりやすい
・排卵日がはっきりしない
・低温期が長くなる
・低温期が短くなる
・子宮内膜が厚くならない
・着床しにくい
・高温期に体温が上がらない
・遺伝子の染色体に異常が起こりやすい
・卵子の質が悪くなりすい

フェリチンが改善されると自然妊娠率が上がる

以上のように、フェリチン不足が身体に及ぼす影響はとても大きいです。
フェリチンは、妊娠するための基本的な身体作りに大きく関わりますので、不妊の症状がある方はぜひフェリチンの値を検査してもらうことをお勧めします。

身体にフェリチンを充分に補給することで、活性酸素による害から卵子を守り、質のよい卵子ができます。
赤ちゃんが育つベッドである子宮内膜も厚く赤ちゃんを守ります。
卵巣・子宮が元気に活動し、赤ちゃんをしっかり育てていってくれるのです。

妊娠したい女性にとって、本当に大事な鉄分(ヘモグロビン・フェリチン)をしっかり補給していきましょうね。

フェリチン不足を改善すれば90%以上が自然妊娠できます

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鉄分を多く含む食べ物と効果的な摂り方

鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類が存在します。
ヘム鉄は動物性食品に含まれる鉄分で、非ヘム鉄は野菜、海藻、果物に多く含まれる鉄分を言います。
ヘム鉄は非ヘム鉄に比べ、吸収率が10倍近く良いため、1日に必要な成分を効率的に摂取するには、ヘム鉄を多く含む食材をしっかり摂ることをお勧めします。

ヘム鉄を多く含む食べ物(吸収率は15~35%)

■肉類
赤身の牛肉 豚肉 鶏肉 など 

■内臓肉類及びレバー製品
鶏レバー 豚レバー 牛レバー レバーペースト 牛ミノ 牛センマイ 鶏ハツ 豚ハツ コンビーフ缶詰 など

■魚類(特に血合の部分に多く含有) 
カツオ マグロ 鰯 その他背の青い魚 アジ 鰯 シシャモ チリメンジャコ シラス ウナギ うなぎのキモ イワシの丸干し その他の魚 
まぐろのフレーク缶 カツオのフレーク缶  その他魚の缶詰 など

■卵類 
鶏卵 うずら卵 など

■貝類
シジミ アサリ ハマグリ 赤貝 牡蠣 など
シジミ・アサリ・はまぐりの佃煮 貝類の缶詰 干しエビ かつお節 など

非ヘムを多く含む食べ物(吸収率2~5%)

■海藻類 
青のり ヒジキ カットワカメ あおさ アラメ 焼き海苔 塩昆布 とろろ昆布 海苔の佃煮 など

■野菜類
きくらげ 切り干し大根 パセリ 唐辛子 枝豆 小松菜 など

■穀類
乾燥大豆 キナコ 高野豆腐 エンドウ豆 あずき 油揚げ がんもどき、生ゆば 納豆 など

■調味料
カレー粉 黒こしょう 黒ゴマ 白ごま 味噌 黒砂糖 など

■飲料 菓子類
粉抹茶 ピュァココア ポップコーン

効果的な鉄分の摂り方は?

非ヘム鉄を含む食品は、ヘム鉄を含む食べ物に比べ吸収率が悪いですが、次のような食品と一緒に摂ることで胃の働きを刺激し、胃酸の分泌がよくなることで非ヘム鉄の吸収率を上げることができます。

一口メモ非ヘム鉄の吸収は胃酸の分泌がカギ!

胃酸を分泌させるには、ゆっくりよく噛んで食事をすることが基本。
また、以下の食品と一緒に食べることで、胃酸の分泌がよくなります。

  • 動物性タンパク質(肉類・魚類)
  • ビタミンCを含む食品
  • クエン酸を含む食品(柑橘類・梅干し・梅肉エキス もろみ酢・黒酢など)
  • リンゴ酸を含む食品(りんご、なつめ、梨、赤ぶどう、ざくろ、さくらんぼ、いちご、バナナ、グァバ、トマト、梅など)
  • コショウ・唐辛子などのスパイス
その他の注意点!

  • 濃い緑茶やコーヒーは、渋み成分のタンニンが鉄分と結合して吸収を妨げるので、できるかぎり控えましょう。お勧めは、ほうじ茶 ウーロン茶です。
  • いろいろな食品をバランスよく食べることで、ビタミンB2、B6 B12 葉酸なども吸収できるため、造血や鉄の吸収にかかせません。
  • 妊娠するために大事なミネラル・ビタミンを充分に摂るには、偏食をせず、主食・主菜・副菜を献立に入れ、三食きっちり食べることです。
  • 果物のプルーンやほうれん草・豆腐・豆乳・牛乳・ヨーグルトなどは、鉄分が多く含まれていると思われていますが、実際のところ鉄分の補給の期待はできません。

    食べ物には、鉄分を吸収されにくい性質のものがあることを知っていることが大事です。

  • 赤身の肉類・魚介類、卵、チーズ・にんじん、かぼちゃなどの色の濃い野菜や根菜類・発酵食品・海藻類をバランスよく摂りましょう。

一口メモ吸収率が良い漢方サプリメントからの理想的なフェリチン不足改善

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