卵子の老化の原因と老化を防ぐ方法

卵子の老化って?

卵子の老化とは、どんな症状なのでしょうか?
卵子の老化は目に見えないので、どういう症状が卵子の老化なのか、
ピンとこないという方も多いのではないでしょうか?

一般的には、卵子が老化すると、
①卵子の成長が悪い
②受精卵しにくい
③グレードの高い卵子ができない
④排卵しにくい
⑤着床や妊娠を持続する力が弱くなる
⑥不妊治療が長くなるなどの症状が起こります。

ミトコンドリアが卵子の老化のカギを握る

卵子の老化は、卵子の細胞の中に何か原因があるのではないかと、早くから考えられていました。
その中でも注目されているのが、卵子の細胞の中の小さな器官「ミトコンドリア」です。
ミトコンドリアは、食べたものをエネルギーに変える働きをする器官(細胞の中のある部分)です。

細胞内に溜められた糖分や脂肪を分解して、エネルギーを作り出す働きをするもので、
ほぼ全ての細胞に存在します。
もちろん卵子の中にもミトコンドリアは存在し、卵子のミトコンドリアは他の身体の細胞より数多く存在し、
独自の染色体(DNA)をもっています。
通常細胞(肝臓・心臓など)のミトコンドリアの数は、100~300個と言われていますが、
卵子のミトコンドリアの数は、なんと10万~20万も存在すると言われています。

卵子のミトコンドリアのDNAには、ミトコンドリアを生み出す時に使われる親から受け継いだ遺伝情報が入っています。

卵子が成長・排卵・受精・着床するまでには、莫大なエネルギーを必要としますが、
その供給源は卵子が成育する間に卵子の中で溜められた栄養度です。
卵子のミトコンドリアは、その栄養素を使ってエネルギーを作り出し、卵子を成長させ、排卵させ、受精させ、
着床まで行うのです。卵子のミトコンドリアが妊娠するために非常に大きな影響を及ぼしていることがわかります。

ミトコンドリアにもデメリットがあります

卵子の老化を防ぐために、ミトコンドリアの働きを何とか守っていきたいですが、
このミトコンドリアにも、残念ながら、デメリットがあります。
それは、エネルギーを作り出す過程で、活性酸素を作り出してしまうということです。

活性酸素は細胞を傷つけ、老化・癌・動脈硬化・その他多くの疾患をもたらす重要な原因です。
活性酸素を作り出してしまうミトコンドリアですが、実はミトコンドリア自体も、
自ら作り出した活性酸素の影響を受け、ミトコンドリア内の細胞やDNAに傷がついてしまいます。
DNAに傷がつくと、卵胞や卵子の発育に必要な代謝エネルギーを作り出せず、卵子が老化してしまいます。

卵子の老化の原因

卵子の老化と酸化ストレス

私たちは、呼吸することで酸素を取り入れ、食事することで栄養を取り込んでいます。
摂り込んだ栄養素からエネルギーを作リ出すために酸素が必要ですが、その過程で、
活性酸素が発生してしまいます。

活性酸素は、身体の細胞を傷付けてしまう働きがあり、大事な卵子も傷つけられてしまいます。
その結果、卵子が老化すると言われています。
活性酸素が身体の中でたくさんできると、身体のあちこちが酸化し、酸化ストレスを受けてしまいます。

用語解説

酸化ストレス

酸化は体の中の全体で起こっています。
酸化によって細胞が傷つけられ、このことを酸化ストレスと言います。

卵子の老化を防ぐには

DNAに傷がつくと、卵胞や卵子の発育に必要な代謝エネルギーを作り出せず、卵子の老化を引き起こしますが、
人間には、活性酸素の害を無毒化するSOD酵素が分泌される働きが身体に備わっています。
ところが、35歳を過ぎる頃より、活性酸素の影響・加齢などの影響でSOD酵素の分泌が低下し、
卵子の老化が進みます。

一口メモ卵子の老化を防ぐ漢方の養生方法

年齢と共に低下してしまう大事な酵素SODですが、卵子の老化を防ぐには、抗酸化力を
身体に補うことで、卵子の老化を防ぐことができるのです。
活性酸素の害から卵子を守るには、漢方の知恵に基づいた養生とバランスのよい食生活と健康的な生活習慣が大切です。

活性酸素の害から卵子を守るための漢方相談はこちらへ

卵子が老化して起こる症状

①卵子を取り巻いている顆粒膜細胞の数が減少します。

顆粒膜細胞は、脳からのホルモンや卵子からの信号を受けて、卵子の成長に必要なホルモンやビタミン、
ミネラル、酵素などを卵子に提供している妊娠するために大事な細胞です。

卵子が老化すると、その卵子の成長に不可欠な顆粒膜細胞の数が減少してしまい、卵子の成長が不十分になり、
不妊症なりやすいことが考えられます。

②卵子が活性酸素の影響を受けやすくなります。

女性の年齢が高くなるとミトコンドリアの数が減少するため、妊娠へのエネルギーを作り出す力も
弱くなります。
また、活性酸素を無毒化する抗酸化力が弱くなり、卵子が活性酸素の影響を受けやすくなり、
卵子の老化が進みます。

③卵子の成長や受精が行われにくくなります。

妊娠するためには、卵子内のカルシウムが必要ですが、卵子が老化するため、
カルシウムを取り込む機能が弱くなり、
卵子の成長や受精が行われにくい状態になることがあります。

④流産や発育不良などのトラブルが起こる原因となります。

卵子は、減数分裂の時に核内のDNA(染色体)の数46XXが、23X・23Xと均等に分裂されることが正常です。
卵子が老化すると、正常な分裂ができにくい場合も生じ、流産や発育不良などのトラブルが起こる原因となります。

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