着床しやすい身体を作るには

着床しやすい子宮内膜

着床しやすい子宮内膜

着床しやすい子宮内膜は、広くて、厚くて、フカフカベッドの子宮内膜。
受精卵をしっかり受け止めてくれる、柔らかく温かく
居心地のいい子宮内膜が着床しやすい子宮内膜です。

そのために大事なポイントは2つ。
①卵巣へ流れる血液が豊富なこと(詳しい説明は下記へ)
②低温期に卵胞を大きく成熟させること(詳しい説明は「質の良い卵子の作るには」へ)

血液が豊富なこと

血液がたくさんあると、子宮内膜は柔らかく、温かくなります。
血液から栄養や酸素が運ばれるので、受精卵が成長するために、とても理想的な環境の子宮内膜になります。
このような子宮内膜では、受精卵は安心して、大きくしっかり成長できるのです。

着床しやすい子宮内膜を作る生活習慣

食生活
鉄分不足・子宮内膜を弱くします。鉄分をしっかり摂って、正常な子宮内膜を作ることが着床しやすい身体を作ることになります。
・鉄分不足から、血液循環が悪くなり、ホルモン分泌にも悪影響を与えます。
就寝時間
夜の10時~深夜2時は、ホルモン分泌のピークとされています。この時間に就寝している事で、妊娠するための大事なホルモンが分泌しやすい状態になります。できるだけ、遅くとも、11時~12時までには就寝するのがお勧めです。
ストレス
妊娠するためのホルモンは、脳の指令により分泌されます。
常にストレスを感じると脳から指令するホルモンの分泌が悪くなります。
ストレスを上手に解消できるようにするといいでしょう。
冷え
身体が冷えると、血液循環が悪くなり、卵巣や子宮へ送られる血液も減ってしまいます。
ウォーキングなど、有酸素運動で、軽く身体を動かすことで、全身を流れる血液量が増え、下半身への血液の供給も増え、妊娠しやすい身体になります。

精子と卵子を結び付ける「おりもの」

妊娠するためには、排卵期に子宮頸管粘液(おりもの)が分泌されることが必要です。
なぜなら、子宮頸管粘液は、精子を卵子の待つ卵管まで運んでくれるからです。

タイミングにより、膣に侵入した多数の精子は、膣の酸性の環境でバタバタと倒れてしまうことがほとんどです。
しかし、運よく子宮頸管粘液(おりもの)の中に入り込んだ精子は、アルカリ性でとても住みやすく運動もしやすい子宮頸管粘液の中に守られるのです。

おりもの精子は(子宮頸管粘液)の中で、卵子が待っている卵管へと運ばれ、うまく受精することができるので、おりものは、自然妊娠するためにとても重要な役割を持っています。

おりものを十分に分泌させるには、エストロゲンが重要です。
エストロゲンは、おりものを増量させ、サラサラした粘りのなく、10cm以上伸びる状態にさせる役割を持っているのです。
そのため、精子は子宮の中をうまく通過し、卵子の待つ卵管へ行くことができるのです。

エストロゲンをたくさん分泌させると、おりものも多く分泌ができ、妊娠がしやすくなるという訳です。

着床しやすいタイミングとは

おりものがタイミングのサイン

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基礎体温をつけていると、排卵日の時期はだいたいわかりますが、その排卵日に、タイミングを合わせても、妊娠する確率は意外と少なく、8~10%しかありません。

最も妊娠しやすい時期は、排卵日の2日前かその前日が最も妊娠しやすくなります。
排卵が近いと思われる頃、子宮頸管では、おりもの(子宮頸管粘液)の分泌が増えてきます。
おりものは排卵が近づいてくると、ねばねばした感じに変化してきます。
このおりものが10cm以上伸びて切れなくなると、排卵日が近いサインです。
この時期にタイミングをとるのが最も妊娠しやすいこととわかっています。

おりものは精子を守り、卵管まで運んでくれます

女性の膣は、入ってきた異物から身を守るため、強い酸性になっています。
射精された精子は、女性の膣の酸性の環境にとても弱く、ほとんどの精子が死滅してしまいます。

一方、子宮の入り口から垂れ下がっているおりものの中はアルカリ性で、精子はとても過ごしやすく、運動が活発になれる環境です。
うまくおりものの中に逃げ込めた精子は、その後の3日間、おりものに守られながら、卵管に向かって移動し、卵子と出会うことができるのです。

一番受精しやすいタイミングはいつ?

これらのことから、おりものが分泌されている時に、タイミングをとる回数が多いほど、妊娠率が高くなります。
排卵日前には、胸が張ったり、おりものが増えるなど「排卵するよ!というサインが出ますね。排卵が行われた時には、すでに女性の身体には、おりものに守られた精子が待機している状態がベストです。

その時に愛情のこもったタイミングをとるようにしましょう。
具体的には、排卵日の2日前、排卵日当日、念のため排卵日翌日がポイントです。