冬本番の前に始める、40代の「卵子を守る“冷え・血流ケア”」入門
カテゴリー: どうしたら妊娠できるの?, 妊娠しやすい心

目次
冬が近づくと、
- 足先が氷のように冷たい
- 肩こりや頭痛がつらい
- なんとなく体が重だるい
こんな「冷え」のサインが強くなりやすくなります。
妊活中だと、
「こんなに冷えていて、卵子に影響はないのかな?」
と、不安になることもありますよね。
でも、「冷えはよくない」と分かっていても、
- 何から始めればいいか分からない
- 忙しくて気づけば冬本番になっている
という40代の方がとても多いです。
この記事では、
- 冷え・血流・卵子のかんたんな関係
- 自分の“冷えタイプ”を知るポイント
- 今日からできる冷え・血流ケアの基本
をまとめました。
「全部やらなきゃ」ではなく、読んでみて「これならできそう」と思うものを1つ見つけていただけたら嬉しいです。
40代妊活さんが“冷え・血流・卵子”の関係を知っておきたい理由

冷えは「からだのエンジン」が弱っているサイン
私たちの体は、血液が巡ることであたたかさを保ち、
栄養や酸素を全身に届けています。
この巡りが弱くなると、
- 手足が冷たい
- 肩こり・頭痛が増える
- 顔だけほてってのぼせる
といったサインが出やすくなります。
「冷え」は、単に体温が低いだけでなく、
からだ全体のエネルギーや巡りが弱っているサインでもあるのです。
血流が悪いと、卵子や子宮に届く栄養も不足しやすい

血液は、
- 酸素
- 栄養
- ホルモン
を運ぶ“宅配便”のような役割をしています。
そのため血流が悪くなると、
- 卵巣や子宮に栄養が届きにくい
- 子宮内膜が厚くなりにくい
- 卵子のコンディションにも影響しやすい
と考えられています。
「冷え=卵子に悪い」と言われる裏側には、
この“血の巡り”の問題が隠れています。
40代はもともと血流が落ちやすいお年頃
40代になると、
- 代謝が落ちてきた
- 昔より冷えやすくなった
- 疲れが抜けにくい
と感じる方が増えます。
年齢とともに、どうしても血流も落ちやすくなるため、「冷え・血流を整えること」=「卵子と子宮の環境づくり」
だとイメージしていただけるとよいかなと思います。
あなたはどのタイプ?40代妊活さんに多い“冷えのサイン”

冷えといっても、その症状は人それぞれです。
自分のタイプを知ることが、ケアの第一歩になりますので、よく体の状態を感じてみてください。
当てはまるものがいくつあるか、気楽にチェックしてみてくださいね。
足先・手先が冷たいタイプ
- 布団に入っても足先がなかなか温まらない
- 靴下を履いていても、つま先が冷たい
- 手洗いのあと、指先がジンジンする
こんなタイプは、「からだの端」まで
温かい血が届きにくくなっているサインかもしれません。
お腹・腰まわりが冷えやすい“内臓冷え”タイプ
- 下腹部やおへそまわりを触ると、ひんやりしている
- お腹をくだしやすい or 便秘になりやすい
- 生理痛が強い・腰が重くなりやすい
お腹や腰の冷えは、
子宮や卵巣の働きにも関係しやすい部分と言われています。
肩こり・頭痛・生理痛が強い“巡り不足”タイプ
- 肩こり・首こりが辛くて、頭痛も起きやすい
- 生理痛が重い、経血に塊が混じることがある
- 足は冷えるのに、顔だけほてることがある
このタイプは、温度というより、
「血の巡りそのもの」が滞っている状態かもしれません。
「どのタイプだからダメ」ということではなく、「今のからだの状態を知るヒント」くらいにふんわり受け取っていただければ大丈夫です。
今日からできる、卵子を守る“冷え・血流ケア”基本の3つ

むずかしいことをする必要はありません。
まずは「基本の3つ」から、できそうなものを1つ選んでみてください。
① 下半身を冷やさない服装・アイテムの工夫
- レッグウォーマーや腹巻きで、足首〜お腹を温める
- ゴムのきつい靴下・下着はできるだけ避ける
- 電気毛布やカイロは「熱すぎない・長時間当てっぱなしにしない」
「なんとなく冷える」をそのままにせず、“下半身を守る”イメージで服装を選んでみましょう。
② お風呂時間を“血流アップタイム”にする
- シャワーだけでなく湯船につかる
- 少しぬるめのお湯(38~40度)に、10〜15分ほどゆっくり入る
- 上がったらすぐにパジャマ・靴下で「冷え戻り」を防ぐ
短時間でも、湯船に入る日を週に数回つくるだけで、「体の芯から温まる感じ」が変わってきます。
③ 飲み物と食事で、体の中からあたためる

- 冷たい飲み物を、温かい飲み物に変えてみる
- 根菜(にんじん・大根・ごぼうなど)をお味噌汁や煮物でとり入れる
- 肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質を、毎食少しずつ意識する
完璧な食事を目指す必要はありません。
「今日は温かいお味噌汁が飲めたからOK」
そのくらいの気持ちで、ゆるく続けていきましょう。
がんばりすぎない運動”で血流&卵子をやさしくサポート

冷え・血流ケアというと「運動しなきゃ」と思う方も多いですが、
妊活中はハードな運動より“ゆるく続けられる動き”の方がおすすめです。
息が少し弾むくらいのウォーキングでOK
- 週に2〜3回、20〜30分くらいを目安に
- 早歩きで「少し息が弾むかな」程度
これだけでも、血流アップには十分な刺激になります。
毎日でなくても大丈夫。
「今週は2回歩けたから◎」というくらいの感覚で続けてみてください。
座ったままできる“ながら体操”を味方に
デスクワークや家事の合間に、こんな動きもおすすめです。
- かかとの上げ下げ(つま先は床につけたまま)
- 足首をぐるぐる回す
- ふくらはぎを手で軽くもみほぐす
1〜2分でも、やらないよりずっと良い血流ケアになります。
無理は禁物。体調や治療状況を最優先に
- 採卵前後
- 移植前後
- 体調がすぐれない日
などは、無理に運動をしなくて大丈夫です。
「今日はストレッチをお休みして、早く寝る」
これも立派なセルフケアです。
生活習慣だけでは追いつかない部分を、サプリや漢方で補うなら
冷え・血流ケアの土台は、
ここまでお伝えしたような服装・お風呂・食事・運動です。
ただ、40代の妊活さんの中には、
- 長年の冷えや疲れがたまっている
- 仕事や治療で負担が大きい
- 「頑張っているのに、なかなか変化を感じにくい」
という方も少なくありません。
そんなとき、サプリや漢方で“底上げ”をしてあげる考え方もあります。
40代のからだは「冷え・疲れ・ストレス」の影響を受けやすい
- 以前より回復に時間がかかる
- 寝てもスッキリしない
- 生理の状態が昔と変わってきた
こうした変化は、
卵子や子宮の環境にも、少しずつ影響している可能性があります。
「自分に合うもの」を選ぶことがいちばん大切
最近は妊活向けのサプリもたくさんあり、
情報も多すぎて迷ってしまいますよね。
- 良さそうなものをどんどん足してしまう
- いつの間にか“サプリだらけ”になってしまう
というご相談も、実はよくあります。
本当は、「今の体に必要なものを、必要な分だけ」がいちばん理想的です。
そのためには、
- 年齢
- 体質・冷えのタイプ
- 生理や基礎体温の状態
- 治療の状況
などを一度整理したうえで、何を優先的にサポートするかを決めていくことが大切です。
ひとりで悩みながら選ぶより、体質や状況を聞き取りながら一緒に考えてくれる専門家に相談してみると、遠回りを減らすことができます。
まとめ:冬本番の前に、“全部”ではなく“ひとつ”から始めてみませんか?

40代の妊活さんにとって、冷えと血流は、卵子と子宮を守るうえでとても大切なテーマです。
とはいえ、
- 服装
- お風呂
- 食事
- 運動
- サプリや漢方
すべてを一度に整えようとすると、かえってしんどくなってしまいます。
だからこそ、まずは
- 「レッグウォーマーを始めてみる」
- 「お風呂にゆっくり入る日を週に2回つくる」
- 「温かい飲み物を1杯だけ増やしてみる」
など、できそうなものをひとつ決める。
そして、「今日はこれができたからOK」と、自分に丸をつけてあげるところから始めてみてください。
その小さな一歩が、冬本番を迎える前の「卵子の居心地づくり」につながっていきます。
冷え・血流・サプリのこと、ひとりで抱え込んでいませんか?(ご相談のご案内)
- 自分の冷えがどのタイプなのか知りたい
- 生理や体調の変化が気になっている
- サプリや漢方に興味はあるけれど、何が合うのか不安
そんなお気持ちがあれば、ひとりで悩まず、どうぞ気軽にご相談くださいね。
LINEのトークから、「冷えと血流の相談希望」とひとこと添えて送っていただければ、
- 年齢や体質
- 生理・治療の状況
- 日々の生活リズム
などをお伺いしながら、今のあなたに合った「冬の“冷え・血流ケア」を一緒に考えさせていただきます。
冬本番を迎える前に、卵子と子宮がほっとできる環境づくりを、少しずつ整えていきましょう。
この記事はたんぽぽ子宝相談室が書きました。
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