妊活中・妊娠中のトラブルはビタミンDが原因?
カテゴリー: 着床しやすい身体つくり, 日常生活と不妊・妊娠しやすい身体作り
ビタミンDとはどんな栄養素?
ビタミンDは脂溶性ビタミンで、カルシウムの吸収促進や免疫機能の調整に関わる栄養素です。
皮膚が日光(紫外線B)に当たることで作られ、食事からも摂ることができます。
妊娠に重要なビタミンDの役割って何?
実はこのビタミンは妊活に非常に大事な働きをする栄養素でもあります。
ビタミンDは受精卵が着床し、胎盤が形成されるのを調節する役割があると言われているほど妊活には重要な栄養素です。
そのため、ビタミンDが不足すると着床しにくくなり、胎盤の形成が不十分になると言われています。
また血中ビタミンD濃度が高い人は、妊娠率が1.35倍上昇するとも言われるくらい妊娠するためには重要な栄養素と言えます。
では、妊娠するために重要なビタミンDをとるためにはどうのようなことに気をつければいいでしょうか?
ビタミンDを補うための2つの方法

■食事でビタミンDを摂るには
①さけ 吸収効率も高く調理しやすい
②サンマ 秋の定番。EPA・DHAも豊富
③いわし 丸ごと食べられるため栄養価が高い
④まぐろ 刺身でも手軽に摂れる
⑤干しシイタケ 天日干しが特にビタミンD豊富
⑥きくらげ ビタミンDの最強クラス
⑦卵黄 毎日の食事に取り入れやすい
⑧牛レバー 鉄分も豊富
【こんなメニューで摂ると効果的!】
ビタミンDは「脂溶性ビタミン」なので、油と一緒に摂ると吸収率アップします。例えば、サバの味噌煮やしいたけのバター炒めなどもおすすめです!
①焼き鮭定食+干ししいたけの味噌汁:朝食にぴったり
②イワシの梅煮+ほうれん草のおひたし:ビタミンD+鉄分の組み合わせ
③マグロの山かけ丼+たまごスープ:火を使わずに栄養たっぷり
④きくらげ入り中華丼:乾燥きくらげを戻すだけでOK

■日光浴でビタミンDを取るには
日光(紫外線B波=UV-B)を浴びることで、体内でビタミンDを合成できます。
・通勤時や散歩の際に**日陰ではなく日なたを歩く
・通勤や買い物時に意識して外出を15~30分
・ベランダや窓際で窓を開けて5〜10分
日常の中で無理なく日光を取り入れることで、妊娠するために大事なホルモン環境や免疫力を高め、健康に過ごすことができます。
妊活中にビタミンDが不足するとどうなる?
- 排卵しにくくなる
ビタミンDは排卵にかかわる栄養素のため、排卵がしにくくなる可能性があります。
特に他嚢胞性卵巣症候群の症状が気になる方は気をつけてビタミンDを摂ることをしていくと改善につながると考えられます。 - 着床しにくくなる
ビタミンDは子宮内膜にあるビタミンD受容体(VDR)と結びついて、子宮内膜を着床しやすい状態に整える働きがあります。
そのため、ビタミンDが不足していると子宮内膜が「着床に適した状態」に整わず、受精卵がうまく定着しないことが研究でわかっています。 - ホルモンバランスが崩れやすい
ビタミンDはホルモンのような働きを持っており、女性のホルモンバランスに深く関係しています。妊活中や体調を整えたい方にとって、見逃せない栄養素です。
■ビタミンDと関係が深いホルモン
・FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)
ビタミンDは排卵のリズムに直接影響し、正常分泌をサポートする働きがあります。
・エストロゲン
ビタミンDによってエストロゲンの感受性が高まり、分泌が整います。
そのため生理周期が整いやすく、妊娠するための身体への強力なサポートになります。
・インスリン
ビタミンDが血糖調整を助け、多嚢胞性卵巣症候群の予防にもつながるということが言えます。

まとめ
ビタミンDは妊活や妊娠中の健康を支える重要な栄養素です。
日常の生活の中で意識して取り入れていくことで、妊娠の身体の仕組みを整え、トラブルなく妊娠中を過ごすことで自然な妊活ができますよ!
また、誕生した赤ちゃんも元気に育つことができます。
ぜひビタミンDのことを意識して、妊娠しやすい身体に整えていきましょう。
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